■□トヨタ アルファード白煙発生の巻き パート①□■
投稿日時:2011年02月22日 14:11:20
「尋常じゃない白煙がマフラーから出てきて、原因を見てほしい」
とお問い合わせをいただきました。
お預かりする際の受付時に、オーナー様には色々と
普段のメンテナンス内容などをお伺いしましたところ、
オイルメンテナンスはあまり気にしてらっしゃらないとの事でした。
なるほど。そうすると大体の原因は目処がつきました。
これからもまだしばらくはこのアルファードに乗っていきたい
とのオーナー様のご意向を十分理解いたしましたので、
整備の実施を前提にエンジンを降ろすことに。
まず、エンジンを車体から降ろします。
降ろすと一言に言っても、エンジンは車にとって心臓の様なものですので、
各関連個所に繋がるパーツや配線や配管を取り外します。
どこに何が繋がっているのか、ちゃんとメモリーしておかなければ！
エンジンハンガー大活躍！(オレンジ色の物体)
これからやっとエンジン内部の確認ができます。
さあ、どうなっているのか。どきどき。
バルブカバーをパカッ。
く、黒い！大変です！
カムシャフト廻りに、スラッジが大量に盛っています！
（スラッジとは？ オイル、水、酸化物、炭化物、塵埃、
金属粉末等の混合物のことです。）
今まで色々と見てきましたが、
ここまで凄いスラッジはなかなかお目にかかりません。(担当者談)
思わずスラッジの撮影に熱が入ってしまいました。
受付時のオーナー様のお話にあったオイルメンテナンスの不備に加え、
長距離走行をしているためにこのような状態まで進んでしまったようです。
スラッジがバルブシールに悪影響を及ぼし、その結果
本来エンジンオイルが入ってはいけないエンジン内部(燃焼室)に
オイルが入り込んで燃焼したために、白煙が発生していたのです。
画像と説明文が多いので、パート①はここまでです。
またパート②はすぐにアップいたしますので、乞うご期待！
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