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JU福岡(福岡県中古自動車協会)の運営する中古車オークションは、エコカー減税が始まってから少しずつ出品台数が減少し始めてきました。当然、この協会運営のオークション場だけではなく、USSやKCAAといった株式会社による運営のオークション場も同じであると思います。これは、13年超の車が強制スクラップされ、まだまだ乗れる価値のある車も同じく解体されたことで、日本の中古車の台数が100万台近く減少したことで、玉不足の減少であると思います。

日本の製造業を支え、新車メーカーを救えとの掛け声は、一般企業や他の職種の人々に言わせると、トヨタをはじめとする議員や官僚の癒着ではないかと思わせるほどである。新車販売を国が支援することで、経済の活性化を狙ったものであるのだが、はたして国とゆう大きな経済とゆうより一部メーカーと一部新車を買う消費者の為だったように思われる。こんな長期間にわたって、車によっては20万30万という金額の支援、本当に必要だったのか。新車を買うことのできる人だけが得をし買わない人はなんら享受もない。納税者の公平性の観点から非常に不公平と言わざる得ない。

また、この制度で中古車業界は、相当な打撃であった。需要の先食い。中古車の魅力の毀損。中古車業界の衰退である。

そして、いよいよこのエコカー減税が終わってからがまさにさらなる中古車不況の始まりであるといっても言い過ぎではないでしょう。新車の買い替えがない為に中古車の下取り入庫などによりさらに玉不足はしばらく続き、年明けの需要期には大変な中古車の高騰が予想されます。

一部ディーラーでは、中古車の玉不足の予防策でオークション出品を控える行動にでたようです。

中古車業界の沈下は、まさしく官製不況そのものであるといえます。