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高級セダン「フーガ」

小型車並み燃費!

 

日産自動車は、高級セダン「フーガ」のハイブリッド車(HV)を

本日の11月2日に発売しました

同社が独自開発して投入するHVは10年ぶりです


排気量3.5リットルV6ガソリンエンジンと7速ATの間に発電と動力用を兼ねた1モーターを挟み
モーターの前後にそれぞれクラッチを配するパラレル方式だ!

燃費は、19km/Lと小型車並みの低燃費
同社のラインナップでは「ティーダ」並みとのこと


価格は
標準グレードが577万5000円
高級グレードが630万円なり

 

 

同じFR車のハイブリッドモデルの
レクサスのGSやLSや
2モードHVのGMやBMWが2モーターを採用しているのに対し・・・

フーガHVは、「1モーター2クラッチ方式」なんです


難しいので、簡単に説明します

 


【 何がメリットなのか?! 】

大きく分けて3つあります


一つ目は、圧倒的な燃費の改善でコンパクトカー並みの燃費を実現できることです
「2モーター方式」のHVに比べると、
シティモード(街乗り)だけでなく、同時にハイウェイモード(高速乗り)での燃費をも延ばすことができます

 

二つ目は、ダイレクトなフィーリングで加速ができることです
ATトランスミッションを採用しているのですが、トルクコンバーター *1 を持たないので
エンジンの余計な噴け上がりがないのです
他のHVシステムのように、加速時に大電流を発生させるためにエンジンの回転数を上げる必要もないことです

*1 トルクコンバーターとは、AT車に使用する「変速機」です。重たい物です。

 

そして三つ目は、システムをシンプルな構造で軽量化にしたことです
「2モーター方式」ではなく「1モーター方式」することで
搭載されるHVシステムは、一つのモーターがそれぞれ駆動用と発電用を兼ねることで軽量化を図っているのです

 

 

最後に

「ニッケル水素電池」に比べ

2倍のスピードで電流の出し入れが可能な「リチウムイオン電池」の採用と

それを制御するインバーター技術が『1モーター方式』を実現できたということなんです